Stability in the Standing Posture

Bibliographic Information

Other Title
  • 立位姿勢における体の安定性について
  • 身体計測と着脱の観点から
  • With the View of Body Measurements and Putting on and off clothes

Description

目的 身体計測では被験者はできるかぎり動かずに安定した立位姿勢を保つことが望ましい.また,ズボンの着脱でもより安定して片足立ちになれればより安全に行うことができるだろう.そこで,様々な条件で立位姿勢での安定性について調査することとした.<br>方法 被験者は健康な若年女子40名である.立位姿勢は目の開閉,立ち方(両足・片足立ち),視線の高さ(水平・10cm上・10cm下)の条件を満たす6種類である.重心動揺計(UM-BARⅡ)により15秒間の計測をした.同期を取りながら3次元動作分析(I-Mpro3D)により計測点の経時変化を捉えた.計測点は9箇所(額・顎・頸椎・肩・肘・手首・膝・踝・つま先)とした.<br>結果 (1) 身体計測での被験者の立ち方に関わる項目での検討:眼の開閉および目線の高さにより比較したところ,重心動揺では差異はほとんどみられなかった.しかし,3次元計測では目線の高さを変えると頭部の計測点の位置が変わるだけでなく,肩や肘の位置にも影響がでることが明らかとなった.(2)着脱に関わる項目での検討:片足立ちの場合,利き足と非利き足で重心動揺および3次元計測ともに有意な差がみられ,非利き足を軸足にするほうが安定することがわかった.これより着る時は非利き足,利き足の順でズボンに足を通し,脱ぐときはその逆の順にすることで,より安定してズボンを着脱できる可能性を見い出した.

Journal

Details 詳細情報について

  • CRID
    1390282680536647808
  • NII Article ID
    130005470579
  • DOI
    10.11428/kasei.66.0_91
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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