Analysis of information elements for selecting energy-saving equipment

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  • 省エネルギー型機器の選択に必要な情報の分析

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目的 持続可能な社会の構築に向け,家庭部門における温室効果ガス削減が喫緊の課題となっている。家庭におけるエネルギー消費量の約3割が給湯であることから,給湯器に注目し,省エネルギー型給湯器の選択という行動変容を促すための効果的な情報の内容及び提供方法を明らかにする。<br><br>方法 家電製品カタログとの情報提供の比較分析と合わせ,首都圏在住者の内,2011年以降の高効率給湯器購入者309名と従来型ガス給湯器購入者309名を対象としたWeb調査により省エネルギー型給湯器の選択行動の特徴を洗い出した。その上で,省エネルギー型給湯器の選択につなげるために,従来型給湯器との市場価格差の表示や回収年数,ランニングコストメリットの伝え方などを検討し,購入に至るプロセスを踏まえた訴求ツールを作成した。<br><br>結果 各社のカタログの省エネ性に関する記述を分析したところ,効率,節約に関する表記の優先順位が高く,環境面での訴求や割引制度などに関しては優先順位が低かった。また,アンケート調査の自由記述分析からは,省エネルギー型機器の普及に必要な情報やサービス・政策として,コストに関する情報提供( 32%),広報や宣伝などの重要性( 19%)が挙げられた。コストに関しては,導入コストの削減が最も多く,次いでメリット(費用対効果・耐久年数),ランニングコスト,ガス料金の割引となった。以上の結果を踏まえ,訴求ツールを開発した。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390282680536968576
  • NII Article ID
    130006958224
  • DOI
    10.11428/kasei.69.0_1
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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