小学生の親子を対象とした弁当箱ダイエット法による料理教室の実践

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タイトル別名
  • Practice of the cooking classes for the schoolchildren and their parents with the "Lunch Box Diet Method"
  • 小学生のアンケート結果より
  • Results of schoolchildren's questionnaire survey

抄録

<br><br>目的 近年,小学生において,生涯にわたり健全な心身を培い,豊かな人間性を育む食育の更なる推進が求められている。小学生が食に関する経験を通じて知識と食を選択する力を習得し,健全な食生活の実践につなげることが重要である。また,小学生の食生活は保護者の影響を受けている。そこで,小学生の親子を対象とし,望ましい食事量や食事バランスを簡単に知ることのできる弁当箱ダイエット法による料理教室を実施した。<br>方法 2013~2015年の8月,広島市内のA公民館で料理教室を実施した。対象者は小学生とその保護者,内容は弁当箱ダイエット法の説明,調理の説明,参加者による調理実習,弁当の試食とした。参加者は小学生37名,保護者24名であり,教室の最後に小学生を対象にアンケート調査を行った。調査内容は弁当箱ダイエット法の理解と実習の評価,家庭でのお手伝い,家庭での実践や料理教室への参加についてであった。<br>結果 弁当箱ダイエット法の理解と実習の評価(自分に合った弁当箱のサイズの理解,料理の組み合わせの理解,それぞれの調理法の理解,彩りのきれいな弁当になったか,弁当の中身は動かずつめられたか)は9割以上ができていた。食事づくりのお手伝いはすべての者がしていた。家庭での実践や次回料理教室への参加は9割以上が肯定的な回答をしていた。以上のことより,料理教室により望ましい食事量や食事バランスを理解することができた。今後,家庭での実践がされているかなど,長期の介入を行うことが課題である

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680537388032
  • NII論文ID
    130006958461
  • DOI
    10.11428/kasei.69.0_175
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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