女子高校生の体操着に関するイメージとデザイン提案

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書誌事項

タイトル別名
  • The image survey and design proposal of gym wear for high school girls

抄録

<br><br>目的  高校生が体育時に着用する体操着は長い間改良がみられず、大まかなサイズ展開で好みのディテールやシルエットを選ぶことができない。そこで、袖・上着・パンツ・衿・裾などのディテールやシルエットに特徴をもつ体操着の写真を提示し、各体操着から抱くイメージのアンケート調査を行う。また、その結果を基にして新しいデザインを提案する。 。<br><br>方法  対象者は東京都、神奈川県の公立、私立の女子高校生各100 名である。調査内容は体操着の写真4種類(A:上着は全開、ボトムがストレート、リブ無し、B:上着は全開、ボトムリブ付、C:上着は全開、ボトムの裾がフレア、リブ無し、D:上着は途中開き、ボトムリブ付き)について、イメージ項目として15項目の形容語対(好き-嫌い、個性的な-平凡な、かっこいい-ダサい、着脱しやすい-着脱しにくいなど)を1~5段階尺度で回答する。さらに、体操着をデザインして実物を製作する。 <br><br>結果   イメージのプロフィールでは、ボトムの裾がフレアのCは個性的な、ラフな、女性的な、着脱しやすい、スタイリッシュな、かっこいいなどの項目がプラスのイメージをもち、次いで裾がストレートのAがプラスイメージであった。一方、リブ付きのBとDは、嫌い、ダサい、弱そうな、デザインが悪いなどの項目からマイナスイメージをもっていた。因子分析の結果では、4個の因子が累積寄与率66.2%で抽出され、第1因子は「悪い印象」、次いで「良い印象」、「センス」、「好み」と因子名をつけた。新しい体操着としては、「女子力UPジャージ」「学校帰りに着て帰れる体操着」など5つのデザインを提案した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680537417856
  • NII論文ID
    130005484402
  • DOI
    10.11428/kasei.67.0_50
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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