A Study on the actual Conditions on Outdoor Activity of the Elderly Living

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Other Title
  • 高齢者の日常生活における外出行動

Description

目的 長い高齢期、身体機能を保持し続けいきいきとした暮らしをするためには、生活行動の量と質の両面の確保、及びそれを支える環境整備が必要である。著者はこれまでの研究で行動の量という観点から身体活動量を取り上げ、高齢者の身体活動量に家事と外出が大きく関与していることを明らかとした。本稿は外出について着目したものである. 方法 高齢化率が高く山間部にあり地区外への移動手段が少ない京都市K地区を対象とし、当該地区在住の65~76歳(平均69.6歳)の健康で自立した生活を送る女性10名を被験者として、実験を実施した。極めて日常的な3日間を実験期間とし、被験者の身体活動量を加速度計法により計測すると同時に、その間の生活行動時間は被験者自身によるタイムスタディ法(日記方式)により把握した。また外出の際はGPS端末の携帯を義務付け、外出時の行動を把握した.結果 高齢者は日常生活に「外出」と「家事」に多く時間を割いている。「外出」時間が長いライフスタイルの被験者の24時間総活動量は高い。外出先の多くは自宅から近い場所である。総活動量は外出活動量と外出時間との間に相関関係がある。外出活動量は外出時間と関連があり、外出時間と行動範囲、行動範囲と移動距離との間にも関連が認められた。しかし外出活動量と行動範囲、移動距離との間には関連はみられず、外出時間を介して外出活動量に関与する可能性が示唆された。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390282680537462912
  • NII Article ID
    130005470327
  • DOI
    10.11428/kasei.66.0_127
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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