Changes in women's dietary awareness and cooking style

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  • 女性の食意識と調理スタイルの変化

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<b><b>目的</b></b> 女性の一人暮らし世帯や就労者数の増加などを背景に,女性のライフコースが多様化している.また,情報化社会の急速の進展などにより,日常生活における時間の使い方が変わってきていると予想される.そこで本研究は,女性の調理時間や食事作りの意識,メニューなどについて,10年前からの変化を明らかにすることを目的とし,実施した.<b><b>方法</b></b> 2013年5月および8月に,全国の20~60代の女性を対象にインターネット調査を実施し,分析した.<b><b>結果</b></b> 10年前と比較して,食事作りの時間は朝食で大きな変化はないものの,夕食では短くなっていることが分かった.夕食は時短傾向にあるものの,栄養バランスやカロリーといった健康面にこだわる人が増加している様子がうかがえた.また,和食は作る頻度が増え,逆に洋食は減ったと回答する人が多くおり,それらの理由として,健康を意識した項目が多く挙がっていた.メニュー毎に食べる頻度を聞いたところ,「白飯」,「味噌汁・吸い物」,「漬け物」は減っており,和食の内容が変わってきていることがうかがえた.また,調味料は「オリーブオイル」,「酢」といった健康感の強いものの使用頻度が増え,調理済食品は時短を理由に使用されていることが分かった.今後,家庭における料理は,より一層“健康”や“時短”意識を反映したメニューに変化するとともに,伝統的な一汁三菜の和食スタイルから,新しいスタイルの和食へと変化していくことが予想される.

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390282680537478784
  • NII Article ID
    130005470337
  • DOI
    10.11428/kasei.66.0_185
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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