高校生の体型認識と生活習慣
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- 野中 美津枝
- 茨城大
書誌事項
- タイトル別名
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- Survey of body perception and lifestyle habits in high school students
説明
目的 生活習慣病の予防や次世代の健康を図るためには、健康な生活習慣を有する子どもの増加と適正体重の子どもの増加が課題である。そこで、高校生の体型認識や生活習慣を把握するため、アンケート調査を実施した。<BR>方法 平成23年6~7月、徳島県A高校(922名)、愛媛県B高校(340名)、合計1262名(男子592名、女子662名、不明8名)に体型意識と食生活に関するアンケートを実施した。調査内容は、①BMI、②体型認識、③生活習慣、④健康状況、⑤ダイエット状況、以上5点について調査し、分析した。<BR>結果 (1) 男子はBMIによる自分の体型判定と体型認識がほぼ一致しているが、女子はBMI判定による体型に関わらず「太っている」と感じている。そのため、男子は現状維持でよいと思っている者が多いのに対し、女子は現在痩せすぎの約半数、標準体型の約9割が「痩せたい」と思っており、女子の痩身願望が強い。(2) 食事のスピードが速いと肥満が多く、遅いと痩せすぎが多い。欠食習慣が多い者は、肥満の割合が高い。(3)運動を1時間以上やっている者は、標準体重の割合が高い。(3)食事、睡眠、運動、ストレスでは、ストレスによる体調不良が最も大きい。(4) ダイエット経験者では、男子はジョギングや筋トレなど体を動かして減量をしているのに対し、女子は食事制限が中心であった。
収録刊行物
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- 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
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一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 66 (0), 155-, 2014
一般社団法人 日本家政学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680537512704
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- NII論文ID
- 130005470378
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可