Needs for child rearing among Japanese mothers raising children in Seattle, U.S.A.
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- IMAKAWA Shinji
- Hiroshima University
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- HIRATA Michinori
- Hiroshima University
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- SHOUHO Masae
- Fukuyama City University
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- TAMARU Naomi
- Fukuyama City Junior Collage for Women
Bibliographic Information
- Other Title
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- アメリカ合衆国シアトル市近郊で子育て中の日本人母親の子育て支援ニーズ
- -我が国における共同保育実践に向けての基礎的研究 その2-
- -A basic study toward the practice of cooperative child care 2. -
Abstract
【目的】国際化が進む近年,海外で子育てをする母親が増加している。2010年10月における海外在留邦人数が最も多いのはアメリカ合衆国で約39万人が在留しており,シアトル総領事館管轄下の邦人数は約11,000人である。海外での子育ては,日本国内と違って多くの困難を経験すると思われるが,本調査では国内における共同保育実践のための基礎研究として,現在シアトル市近郊に居住して子育てをしている日本人の母親たちが,どのような子育て支援ニーズを抱えているのか調査した。<br>【方法】2011年9月に,Seattle市近郊にある,日本語を主使用言語とする複数の幼稚園と保育園を訪問し,園長や園児の母親たちから,日本人の母親たちの子育て支援ニーズを聴取すると共に,アンケートを実施した。調査票の配布を各施設に依頼し,調査同意者のみが調査票を受領して回答したため,回収率等の算出は不可能であるが,有効回答票は69票であった。また,日本人の母親たちが自主的に運営している1つのプレイグループの母親たちにも,インタビューとアンケートを実施した。<br>【結果】母親のほとんどがアメリカ人と結婚しており,子どもをバイリンガルに育てることと,日本文化を学ばせる目的を持ってこれらの園を利用していたが,英語を主言語とする園にも通わせる必要があり,費用がかかりすぎることが問題であった。リフレッシュの手段では,日本で多い「買い物」,「食べる・飲む」よりも,友人,親,配偶者などの他者との交流が多かった。育児仲間を作る場に参加するには,実施場所までの距離が短いことが条件であった。必要とする育児サポートでは,保育時間の延長,一時保育の充実など,家庭外保育に対するニーズが最も大きかった。
Journal
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- Abstracts of Annual Congress of The Japan Society of Home Economics
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Abstracts of Annual Congress of The Japan Society of Home Economics 64 (0), 3-, 2012
The Japan Society of Home Economics
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680537700096
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- NII Article ID
- 130005470144
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- Data Source
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- JaLC
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed