マイクロナノバブル水による洗浄効果の検討
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- 下村 久美子
- 昭和女子大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Study of the washing effect of the micro-nano bubble
- 湿式人工汚染布と水晶振動子法による洗浄結果
- Washing result the methods of Crystal oscillator and artificially contaminated cloth
説明
目的 近年、マイクロナノバブル水はさまざまな分野で注目されており、近年衣服洗浄への応用もみられる。 しかし、その洗浄効果は明確ではない。本研究では、マイクロナノバブル水の洗浄効果について、水晶振動子法による脂肪汚れモデルの洗浄過程の追跡および、湿式人工汚染布の洗浄効果から検討した。方法 水晶振動子法では、トリパルミチン(TP)またはトリミリスチン(TM)を、プロパノールに溶解し、水晶振動子電極表面に直径4mmに塗布し、自然乾燥後、40℃で3時間熱処理して用いた。この水晶振動子を装置にセット後、10mLの水中(水道水またはマイクロナノバブル水)に浸漬し、振動数変化を追跡する。また、湿式人工汚染布を使用し、ターゴトメーターを用い、水道水とマイクロナノバブル水にて洗浄実験をおこなった。両実験ともに、界面活性剤共存系でも検討した。結果 水晶振動子法の場合、金電極表面からの脂肪汚れ除去過程となる。 この方法では水道水とマイクロナノバブル水の効果を検討した結果、マイクロナノバブル水の方が高い洗浄効果が認められた。しかし、湿式人工汚染布の洗浄効果を検討した結果、水道水とマイクロナノバブル水、さらにLASを添加した場合の両方において、マイクロナノバブル水の効果は認められなかった。マイクロナノバブル水の効果は温度の効果よりも低いものであった。これらの結果について報告する。
収録刊行物
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- 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
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一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 66 (0), 249-, 2014
一般社団法人 日本家政学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680537752320
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- NII論文ID
- 130005470437
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可