Reserch of washing ability evaluation method of washing-up machine.

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  • 家庭用食器洗い乾燥機の洗浄能力評価法に関する研究(第2報)

Description

目的 家庭用食器洗い乾燥機(以下食洗機)対応の洗剤は、数社より市販されており、それぞれの謳い文句によって製品が特徴付けられている。昨年、我々はBLT-DW試験法に画像処理を導入し、洗浄後も食器に残留している食品成分(デンプン、タンパク、脂肪)の面積を計測し、食洗機の洗浄能力の定量的評価を試みた。本年度はこれを洗剤間の洗浄能力の比較に応用した。方法 BLT-DW法に準じ食器類を人工的に汚染処理したのち、食洗機(P社製)にて洗浄した。比較はK社(K洗剤)およびP社(P洗剤)の2洗剤で行った。食器を洗浄乾燥後、BLT-DW法に準じて汚れの視覚評価を行ったのち、大皿、中皿、小皿、茶碗、汁椀について上記食品3成分に特異的に着色する試薬を作用させ、着色部分の面積を画像ソフトを用いて計測し、食器全面(表裏)に対する着色面積の割合を残留度(%)とした。結果デンプンおよびタンパクの残留度は0.004~0.007%と非常に低い範囲に留まったが、脂肪は0.6~6.3%と100倍程残留度が高かった。脂肪については「油汚れもスッキリ」の宣伝にもあるようにK洗剤における残留度が低く、中皿、汁椀では有意な(p<0.01)差が認められた。しかしデンプンの残留ではP洗剤が中皿、小皿、汁椀において(p<0.01)、茶碗(p<0.05)とK洗剤に対し有意に残留が低く、また有意な差は認められていないが、半熟卵で汚染した小皿のタンパク残留がK洗剤よりも約1/10低く、P洗剤の「ご飯粒、卵のこびりつきもしっかり落とす」の謳い文句を裏付けた結果となった。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390282680537791744
  • NII Article ID
    130005470469
  • DOI
    10.11428/kasei.66.0_268
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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