Posture when young women walk with a bag
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- SHIBATA Yuko
- Wayo women's University
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- FUSEYA Setsuko
- Wayo women's University
Bibliographic Information
- Other Title
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- 女子大学生の通学用鞄の実態および鞄の持ち方が姿勢に及ぼす影響
Description
目的<BR>同じ鞄であっても持ち方はいろいろあり、その持ち方はひとそれぞれである。しかし持ち方によって姿勢や重さの感じ方が異なるのではないかと考えられた。そこで、女子大学生の通学鞄に着目し、その実態を調査することとした。さらに持ち方やバッグの重さ、持ち手の長さがその鞄をもつ人の姿勢に与える影響を明らかにすることとした。<BR>方法<BR>1)通学用鞄に関するアンケート調査:調査対象者は、女子大学生149人である。<BR>2)鞄を持っての歩行実験:鞄は手持ちの長さが変えられるリクルートバックとし、被験者はスーツとシャツを着用した状態の女子大学生10人とした。手ぶらでの歩行と鞄の持ち方(肩にかける・肘にかける・手に提げる)や持ち手の長さ(3段階)を変えた5つのパターンでの鞄を持った歩行を調査した。その時の様相を体・衣服・カバンにマーカーつけて撮影し、歩行時の姿勢を捉えた。歩行後には聞き取り調査も行った。画像は、三次元動作分析を行った。<BR>結果<BR>1)持ち方では『一方の肩に掛ける』、『背負う』が多かった。荷物の量は64%が『多め』と回答し、重さを計測したところ、1kgから5kg以上までいることがわかった。比較的荷物の量が軽い人は、斜めがけの一本吊手のタイプが多いが、荷物が多い人では二本吊手の肩に掛けるタイプやリュックを持つ傾向があった。<BR>2)鞄を持った歩行時は、手ぶら時と比較すると左右のブレに違いがみられた。同じ持ち手の長さであっても鞄の持ち方によって左右へのブレに違いがみられた。さらに同じように肩にかけた持ち方であっても持ち手の長さによって姿勢の違いが明らかとなった。聞き取りの結果、『手に提げる』は「歩きにくい」や「重たい」との回答が多かった。『肩に掛ける』は「歩きやすい」との回答が多かったが、『持ち手の長さ』については個人差が見られた。
Journal
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- Abstracts of Annual Congress of The Japan Society of Home Economics
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Abstracts of Annual Congress of The Japan Society of Home Economics 63 (0), 130-130, 2011
The Japan Society of Home Economics
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680538320384
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- NII Article ID
- 130006958848
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed