生き方とライフスタイルの関係性に関する研究
書誌事項
- タイトル別名
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- Study of relationship between how to life and life style
説明
目的 個人の生き方や価値観は,その時代の経済状況や社会情勢と関係することから,経時的に調査を行い,比較・検討を行う必要がある.そこで,本研究では,現在の大学生の生き方について,モリスの「13の生き方尺度」を用いて調査し,さらに,ライフスタイルとの関係を明らかにすることを目的とした.<br><br>方法 中国地方の大学および短期大学の学生を対象として,集合調査法による質問紙調査を行った.実施時期は平成27年11月,対象は110名,回収率は100%で,有効回答率は82.7%であった.調査項目は,基本属性,ライフスタイルに関する64項目,生き方に関する5項目から構成されている.<br><br>結果 ライフスタイルを測定する64項目への反応を因子分析(主因子・プロマックス回転)し,スクリープロットを参考に6因子を抽出した.第1因子は「探求心」,第2因子は「生活意識」,第3因子は「人間関係」,第4因子は「ファッション意識」,第5因子は「非熟慮的」,第6因子は「相互依存性」と解釈した.次に,対象者が何を基準に生き方を選択しているのかを明らかにするため数量化Ⅲ類を行った.その結果,第1軸は,自己内面的-他者外向的,第2軸は非日常思考-日常思考と命名した.この軸を基に対象者を各象限ごとに分類し,各グループのライフスタイルの因子得点の平均値を比較したところ,グループ間で差異が認められ,生き方の選択とライフスタイルとの間に関係がある可能性が示唆された.
収録刊行物
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- 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
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一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 68 (0), 255-, 2016
一般社団法人 日本家政学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680538368640
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- NII論文ID
- 130005256188
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可