Structure and Characteristics of Yukata-Wearing Behavior at Hot Spring Resorts

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  • 温泉浴衣の装い行動の構造と特性

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目的 衣服が人の心に与える影響は大きい。和文化を気軽に体験できる衣服として、温泉旅館で館内着として使用されている浴衣(温泉浴衣)があるが、本研究ではその温泉浴衣に注目し、より満足度の高い観内着の提供を目指すために、温泉浴衣の装い行動の構造とその特性を明らかにすることを目的とした。<br>方法 温泉浴衣に関する質問紙調査を行った。調査対象者は大学生男女計286名、調査時期は2015年10月~12月である。測定項目は、温泉宿の選択基準(20項目6件法)、温泉浴衣の装い行動(30項目6件法)、温泉浴衣と気分(自由回答)である。<br>結果 館内着としての理想の温泉浴衣は、男女ともに「性別で違う地色や柄の浴衣」であることが分かった。特に女子では「男女共に何種類もある中から自分の着たい浴衣を選ぶのがよい」と考える者が約6割であることから、同性同士であっても違う柄・色の浴衣を着用することを楽しみたいと感じていると考えられる。温泉浴衣着用時の装い行動の構造を調べるために、因子分析(最尤法プロマックス回転)を行った。その結果、『快適・癒し』『着用時の見た目』『非日常』『普段着』『選べる浴衣』の5因子が得られた。各因子得点の平均値を男女で比較すると『選べる浴衣』が1%水準、『着用時の見た目』が5%水準でそれぞれ有意な差が見られ、女子は男子より着装時の見た目に対する意識が強く、可能ならば自分の好みに合った温泉浴衣を着用したいという傾向があると考えられる。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390282680538382080
  • NII Article ID
    130005256143
  • DOI
    10.11428/kasei.68.0_239
  • Text Lang
    ja
  • Article Type
    journal article
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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