Improvemenet of tabletop stove and examination its optimum conditions

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  • 卓上コンロの改良と最適条件の検討

Description

【目的】 地震等の災害時にライフライン(都市ガス・電気・上水道)が停止すると、家庭で普段と同じような食事を調理することが困難となる。ガスや電気が停止した場合に、代替の熱源を確保することができれば、災害時の食に関するQOLを高めることが出来る。公益財団法人市民防災研究所は家庭にあるサラダ油や空き缶などを使用した「卓上コンロ」を提唱している。我々は以前、これを参考に作りやすさや熱源として、より望ましい条件を検討した。本研究はさらなる「卓上コンロ」の改良を目的とした。<br><br>【方法】 アルミホイルの芯立てにティッシュペーパーのコンロ芯を差し込み、直径7.5cm高さ3cmのアルミ缶の受け皿に置いたものを「卓上コンロ」とし、コンロ芯と芯立ての形状、および風よけの3点について改良を試みた。コンロの燃料にはサラダ油を用いた。スチール缶の蓋にコンロと湯呑みの五徳を設置し、その上に1Lの水道水が入ったアルミ鍋を置いた。タオルを挟んだアルミホイルを風よけとして周囲を被った。アルミ鍋中の水温測定はソフトサーモE830を用いた。室温・湿度計はコンロ設置場所と同じ高さで1m離れたところに設置した。<br><br>【結果と考察】 「改良コンロ」は「卓上コンロ」より作りやすく、早く水が沸くことが確認できた。災害時により実用性のある卓上コンロとするため、調理時の加熱条件の検証が必要である。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390282680538402432
  • NII Article ID
    130005256254
  • DOI
    10.11428/kasei.68.0_287
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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