Effects of sex difference in nightwear among students in Tohoku region.

Bibliographic Information

Other Title
  • 東北地域の学生の寝衣に関する実態調査-性差の検討-

Description

【目的】寝衣は睡眠に影響を及ぼすことが知られているが、着用実態の報告は少ない。本研究では学生の寝衣を調査し、実態を明らかにするとともに性差を検討した。<br>【方法】2016年6月に、東北の学生1167名を対象としてアンケート調査を行った。有効回答数は1140名(男315名、女825名)、回答率は97%であった。調査項目は就寝状況、居住状況、寝衣の要求性能、着用時の行動、洗濯頻度であった。<br>【結果】寝衣の上衣は、Tシャツ類(67%)、タンクトップ(36%)、下衣はジャージ(51%)、パジャマ(25%)の着用率が高かった。寝衣の要求性能では、動きやすさ(64%)、保温性(57%)、肌触り(51%)が高かった。寝衣着用時の行動では、家の中のみ(50%)、屋外のゴミ捨てに行く(28%)、コンビニ等に行く(30%)であった。寝衣で一日過ごすことのある学生は平日(22%)、休日(74%)であった。性差では、上衣のパジャマは男子(14%)より女子(21%)、上衣のジャージは女子(15%)より男子(21%)で着用率が高かった。寝衣の要求性能では、女子が動きやすさや保温性、サイズ、着脱しやすさ、価格が手頃の項目で男子より高かった。寝衣着用時の行動では、コンビニに行く頻度が男子(41%)で女子(26%)より高かった。<br>【結語】学生は寝衣として市販されている以外の衣服を着用し、寝衣の選択や要求性能、寝衣での行動には性差がある可能性が示唆された。<br>*本研究は日本家政学会東北・北海道支部の助成を受けて行われた。

Journal

Details 詳細情報について

  • CRID
    1390282680538476032
  • NII Article ID
    130005790808
  • DOI
    10.11428/kasei.69.0_38
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

Report a problem

Back to top