婦人靴による騒音の原因と対策
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of shoe designs and top-piece materials on women's shoes footsteps
- -Motion analysis and sound waveform
- ―動作分析と音声波形から
抄録
目的 婦人靴による騒音は、床材、靴のデザイン、トップピースの素材や摩耗の状態、歩き方によると考えられるため1)、これらの原因と対策を階段下降時の動作分析と音声波形から検討した。<BR> 方法 成人女性10名の被験者が実験靴を着用し、階段下降時の立脚期の動作を側面からデジタルビデオカメラを用いて高速度設定で撮影した。これをデジモ社製動作解析ソフト2D-PTVを用いてMP関節接地時から踵接地時までの移動時間、踵と靴の踵が開く最大角度および音声波形を求めた。さらにニッタ株式会社製のフットスキャンを用いて階段下降時の足圧と重心の軌跡を求めた。実験靴はヒール高5cmと7cmのミュール、同じデザインで7cmヒールのストラップサンダル、ヒール高1.5cmのトング、5cmミュールにストラップバンドを装着したものである。さらに5cmミュールに硬度と素材が異なるトップピース3種類を付け替えた靴と、トップピースが外れて補強鉄芯が露出した靴も用いた。<BR> 結果 (1)トングは、鼻緒のみで靴を支えて歩行するため、重心の移動が不安定で、踵と靴の踵の開く角度は大きくなり、騒音が発生することが明らかとなった。(2) 5cmミュールにストラップバンドを装着すると靴と足部が固定されるため、踵と靴の踵の角度は減少し、ヒールの先端がゆっくり接地することにより、騒音防止の効果が認められた。(3)補強鉄芯が露出した靴は、ヒールの先端が細く、硬度が高いことから足元が不安定になり、騒音が発生した。(4)硬度が低いトップピースは、衝撃を吸収するため騒音防止の効果が認められた。<BR> [文献] 1)角田ら;日本家政学会第58回大会研究発表要旨集 ,p.77(2006)
収録刊行物
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- 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
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一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 62 (0), 97-97, 2010
一般社団法人 日本家政学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680538499456
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- NII論文ID
- 130006958897
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可