高齢男性のズボン着用実態
書誌事項
- タイトル別名
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- Elderly men's consciousness and problems of dressing slacks
抄録
<目的>健康な高齢者が活動的に生活するための外観と安全・機能性を兼ね備えたズボン設計のガイドラインを作ることをめざし,高齢男性のズボンの着用実態と着用時の問題点および求められるズボン設計についての意識を明らかにすることである.<BR> <研究方法>市川市高齢者クラブ連合会に所属する55歳以上の男性2357名にアンケート調査を実施したところ,1184名(55-64歳:78名,65-74歳:486名,75-84歳:502名,85歳以上:118名)の有効回答を得ることができた.調査内容はズボンの種類,丈,ウエスト部,前ファスナー,下着について,および購入時に考慮する条件,ズボン着用における問題点である.集計結果はSPSSを用いて年齢群別にクロス集計およびカイ二乗検定,分散分析などを行った.<BR> <結果>日常着としては年齢群に関係なくカジュアルパンツの着用率が高く,お出かけ着としてはスラックスの着用率が高かった.丈は「おしゃれだと思う丈>お出かけ着>日常着」の順で,加えて高齢になるほど短くなった.ウエスト部および前ファスナーは年齢群に関係なくベルトをし,前ファスナーのあるものを着用する者が80%以上を占めていた.ズボンの下にはパンツ以外にも下着を着用する者が多く,夏季は75歳以上で8割以上が着用し,その多くは膝下まであるもの着用していた.冬季は65歳以上で90%以上が着用し,その多くは足首まであるものを着用していた.また購入する際には高齢になるほどウエスト部にゆとりがあるものを求めることがわかった.さらに,前ファスナーが短いと感じている者が21%おり,トイレでズボンを下ろしにくいが46%,用を足す時にズボンを汚した経験のあるものが28%いることから,男性特有の生活行動に対する配慮も必要だとわかった.
収録刊行物
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- 一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
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一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 62 (0), 210-210, 2010
一般社団法人 日本家政学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680538943744
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- NII論文ID
- 130006959185
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可