当院における両側同時TKAプロトコルの検討
書誌事項
- 公開日
- 2004
- DOI
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- 10.14900/cjpt.2003.0.c0830.0
- 公開者
- 日本理学療法士協会(現 一般社団法人日本理学療法学会連合)
説明
【はじめに】本邦において現在年間約4万例の人工膝関節置換術(TKA)が施行されているが、両側同時TKAを施行している施設は全国においても少ない。当院では1984年より両側同時TKAを施行しており、これまでに1241関節の使用実績がある。本年6月より当院においても診療報酬の改定が導入され、入院期間の短縮が全院的な方針となった。今回術後3週間で歩行自立となる両側同時TKAのプロトコルを作成し、これまでの結果を検討したので報告する。<BR>【プロトコル】当科でのプロトコルは手術日を0病日とし、1病日よりリハビリ開始、7病日で歩行練習開始、14病日でT字杖歩行開始、21病日までに階段昇降を含め歩行自立というものである。<BR>【対象】2003年6月から10月までに当院で両側同時TKAを施行し、当科依頼となった症例54例。男性9例、女性45例、年齢73±6歳(平均±標準偏差)。全症例とも重篤な術後合併症がなく、研究に同意を得たものであった。<BR>【方法】全症例の入院時から退院時までの以下に示す評価項目をカルテより抽出し、数値を検討した。膝伸展筋力、膝屈曲・伸展角度、10m歩行速度、numerical rating scale(NRS)スコア、JOAスコア、手術日から歩行獲得までの日数、退院までの日数。10m歩行は最大努力で歩行してもらい、3回測定し、平均値を算出した。筋力測定は徒手筋力計(日本メディックス社製)を使用した。測定は疼痛自制内で最大努力下での等尺性収縮を3回測定し、平均値を算出した。得られた値を下腿長と体重で補正し、膝伸展トルク(Nm/kg)を求めた。<BR>【結果】膝伸展筋力術前0.59±0.28Nm/kg、術後0.67±0.14Nm/kg、膝屈曲角術前117±14°、術後114±10°、膝伸展角術前-14±10°、術後-6±5°、10m歩行速度術前15±10秒、術後13±6秒、NRS術前8±2、術後2±1、JOA術前50±13点、術後85±10点、手術日から歩行獲得までの日数は13±7日、退院までの日数は26±4日であった。結果から筋力や術後ROM、10m歩行速度に有意な改善は認められなかった。<BR>【考察】当院では片側TKAも施行しているが、ROM、JOA、ADL獲得状況といった術後成績に大差はない。一方でNRSやJOAスコアは著明に改善しており、ADLレベルやQOLの向上は両側同時TKAにおいても短期間に獲得できていると考察された。また全例歩行自立し、退院となっていることから当科プロトコルの妥当性が示唆された。
収録刊行物
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- 理学療法学Supplement
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理学療法学Supplement 2003 (0), C0830-C0830, 2004
日本理学療法士協会(現 一般社団法人日本理学療法学会連合)
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680539448064
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- NII論文ID
- 130004578197
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可