書誌事項
- タイトル別名
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- 1023) The Studies on Cruck Tester of Concrete(Materials. Execution)
- コンクリートの収縮抱束キレツ発生試験装置に関する研究
- コンクリート ノ シュウシュクホウソク キレツ ハッセイ シケン ソウチ ニ カンスル ケンキュウ
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抄録
コンクリートの硬化後の収縮性キレツの発生は、コンクリートの自由収縮量をε_f、引張による伸び量をε_eまた引張クリープ量をε_<creep>とし、かつ自由収縮が完全拘束されるとすれば、次の関係を検討することによつて定性、定量的に解明できるものと考えられる。ε_f-(ε_e+ε_<creep>)そこで筆者等はキレツ発生の研究の基礎的研究として各種コンクリートのε_f,ε_eおよびε_<creep>の実験研究を行い、そのうちε_fおよびε_eについては一応の成果を得て、これを報告して釆た。また、ε_<creep>については現在実験研究を進めており、戴荷3ヶ月間のε_<creep>は同一荷重時のε_eの等量強ないし2倍弱であることを知りつつある。かような基礎的研究の進展にともなつて、さきのキレツ発生に対する考えをコンクリートのキレツ発生実験によつて裏付けする研究段階に致つた。このためにはまず、コンクリートの収縮を拘束しながらキレツを発生させる試験装置を確立きせることが必要である。ところで、従来のモルタルまたはコンクリートのキレツ発生試験装置はリング型式のものであつたり、あるいは小断面のモルタル試験用であつたりしてコンクリート構造物に生ずるキレツを対照としては実際性に乏しいものである。そこで,コンクリート構造体の壁あるいは床版のキレツ発生を対照として、これに近似した断面寸法のコンクリート供試体の線形の収縮拘束によるキレツ発生試験装置(以下拘束キレツ試験機とよぶ)を研究試作することとした。本報告はその経過と、試作試験機のキレツ発生効果をコンクリート実験によつて検討した結果を報告するものである。
収録刊行物
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- 日本建築学会論文報告集
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日本建築学会論文報告集 66.1 (0), 89-92, 1960
一般社団法人 日本建築学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680546394112
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- NII論文ID
- 110005052912
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- NII書誌ID
- AN0018882X
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- ISSN
- 24330027
- 03871185
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- NDL書誌ID
- 9156211
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可