新潟県理学療法士会学術局の取り組みと成果

  • 中山 裕子
    新潟県理学療法士会 学術局 新潟中央病院
  • 高鳥 真
    新潟県理学療法士会 学術局 晴陵リハビリテーション学院
  • 田中 健
    新潟県理学療法士会 学術局 桑名病院
  • 立石 学
    新潟県理学療法士会 学術局 新潟リハビリテーション病院

説明

【目的】新潟県士会学術局は,学会研修会運営,生涯学習管理,学術誌発行業務を行っている。平成26年度の会員数は1310名であり,10年間で倍増したものの,会員数に対する研修会等の参加割合は年々減少傾向にあった。過去10年間の会員の研修会参加状況等を調査し,その間に行ってきた学術局の取り組みと成果について報告する。【活動報告】会員の参加を促すために以下の取り組みを行った。①それまで1日間の開催であった学会を2日間にし,セミナー,新人教育プログラムを追加した。②新人教育プログラムが15単位取得で履修可能となった平成24年度より,通常の座学の研修会のプログラム開始前に新人教育プログラムを1テーマずつ行った。③中堅以上の会員の参加を促すために管理運営や協会の今後の方針に関する研修を企画,開催した。平成26年度からは推進リーダー導入研修も開始した。開催の前には所属長向けに地域包括システムの理解を深めるための研修,意見交換の場を設け,広く会員への参加を促した。さらに理事会で選任した推薦者以外にも一定の要件を満たす会員の自己推薦も募集した。100名以上の会員が登録を行い,一定の効果を得ている。【考察】①学会に関して:会員数に対する参加者割合12.4%が28.2%と倍増。演題発表数は横ばい。②新プロに関して:履修率は増加,全国平均を大幅に上回った(67.7%)。しかし専門領域への登録率は全国平均を下回ったままである。③中堅会員の参加に関して:対象をある程度限定した内容の研修には経験10年以上の会員の参加数が増加した。【結論】学術局での取り組みには一定の成果がみとめられるものの,課題は多く,特に研修においては時代と共に多様化する会員のニーズに応える企画運営が重要である。

収録刊行物

  • 理学療法学Supplement

    理学療法学Supplement 2014 (0), 1717-, 2015

    日本理学療法士協会(現 一般社団法人日本理学療法学会連合)

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680551598336
  • NII論文ID
    130005416662
  • DOI
    10.14900/cjpt.2014.1717
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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