木質バイオマスと廃プラスチックの溶媒循環型共液化プロセスに関する基礎検討

書誌事項

タイトル別名
  • Fundamental examination on the solvent circulating co-liquefaction process of wood biomass and waste plastics

説明

木質バイオマスの溶媒循環型直接液化プロセスにおいて、循環に伴い溶媒中の極性成分濃度が上昇して縮合を生起し、循環溶媒量が確保できなくなることが問題である。そこで、初期溶媒に低極性の鉱油、供試材に無極性のプラスチックを添加することにより、循環溶媒量の確保と極性成分濃度の抑制を図った。木質バイオマスにスギ、プラスチックに低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリプロピレン(PP)またはポリスチレン(PS)を用いて共液化実験を行った結果、いずれのプラスチックを添加してもスギ分解物とプラスチック分解物が縮合してスギ分解物同士の縮合による重質化を抑制する相互作用が発現することにより、循環溶媒量が確保できると共に極性成分濃度が抑制できることが判明した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680565725440
  • NII論文ID
    130005470877
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.24.0_365
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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