循環資材の化学物質溶出特性評価における撹拌流速の影響

書誌事項

タイトル別名
  • Effect of Stirring Velocity on Chemical Leaching Rate for Byproduct/Recycled Materials

説明

スラグ材や石炭灰等の循環資材を土木資材として一般環境で用いる場合、環境汚染物質の溶出が懸念されるが、その溶出量は溶出媒体となる液体の流速に左右される。例えば、陸域における適用を考えた場合では土壌表層水や浸透水の流速は遅く、循環資材表面の環境汚染物質は滞留し溶出が抑制されるが、一方で河川や海域では河川水または海水の流れは速いため、循環資材表面の環境汚染物質は速やかに洗い流され溶出は卓越する。そのため、溶出量に及ぼす溶出媒体の流速依存性を明らかにすることは、循環資材の利用環境に応じて適正に安全性を評価し、一般環境中での循環資材の利用促進をはかる上で重要な課題である。本研究では、溶出量に及ぼす降雨量の影響評価として、撹拌速度をパラメータとしたシリアルバッチ溶出試験を行うことで溶出量と流速の関連付けを試みた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680566035200
  • NII論文ID
    130005453252
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.23.0_243
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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