固体アルゴンのフォノン分散関係に関する分子動力学
書誌事項
- タイトル別名
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- Molecular dynamics simulation of phonon dispersion of solid argon
抄録
固体のアルゴンに種々の形で格子欠陥(空孔)を配置し,熱非平衡分子動力学により,熱伝導率を計算した。その結果,熱流方向と格子欠陥の配置の関係により,熱伝導率の低下する割合は変化することがわかった。この熱伝度率の低下要因を明らかにするため,熱伝導率の解析と同様の系に対して熱平衡分子動力学を実施し,熱流方向の格子振動に対するフォノンの分散関係求めた。その結果,格子欠陥によるフォノンの分散関係の変化は見られず,熱伝導率の低下要因は,格子欠陥に基づくフォノンの散乱による影響が大きいことが分かった。
収録刊行物
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- 日本伝熱シンポジウム講演論文集
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日本伝熱シンポジウム講演論文集 2011 (0), 130-130, 2011
社団法人 日本伝熱学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680566657792
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- NII論文ID
- 130005019076
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可