Study of redox behavior of osmium tetroxide in wastewater

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  • 廃液中四酸化オスミウムの酸化還元反応挙動の検討

Description

四酸化オスミウムはプラスチックや生体など高分子物質を電子顕微鏡で観察する際の染色剤などとして多用されているがその処理方法は未だ確立されておらず、開発が望まれている。水素化ホウ素ナトリウムを用いて四酸化オスミウムを還元、沈殿させて回収する方法が既に報告されているが、本研究ではエタノールやアセトアルデヒドなどより取扱いの容易な還元剤を用いた四酸化オスミウム回収の可能性を検討した。四酸化オスミウム水溶液の濃度や還元剤の量などの条件を変化させて挙動を観察し、エタノールやアセトアルデヒドなどの還元剤でも沈殿を生成し、四酸化オスミウムを高効率で回収することが可能であることを実験的に確かめた。また酸性や塩基性条件、共存物の存在下でも実験を行ったが沈殿を生成せず、このような条件下ではオスミウムの除去が難しく、適切な前処理が必要であることが示唆された。

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  • CRID
    1390282680567238528
  • NII Article ID
    130005484927
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.26.0_531
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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