太陽電池を利用した微生物燃料電池技術の適用による堆積泥有機組成の変化
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- TOUCH NARONG
- 広島大学
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- 高田 大貴
- 広島大学
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- 山地 智司
- 広島大学
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- 日比野 忠史
- 広島大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Changes in organic matter characteristics of sediments by solar cell-combined microbial fuel cell technology
抄録
堆積泥有機物の多くは金属イオンや粘土鉱物等と結合した状態(錯体の形成)にあるため,微生物に利用され難い化学組成になっている.本研究では太陽電池を外部電源とした実用化の可能性が高い微生物燃料電池技術(SC-SMFC)を開発し,室内実験により堆積泥から電子回収,および電子回収過程に堆積泥へ電子を供給する電子制御手法を変え,堆積泥有機組成の変化に対する電子制御手法の効果を検討する. 実験結果により太陽電池は電子制御するSC-SMFCの外部電源として利用でき,断続的な電子回収により堆積泥中の金属錯体の解離を促進できる.金属錯体の解離によって燃焼(分解)し易い有機物が生成され,電子回収過程に堆積泥への電子供給は生成される有機物の分解を促進させる可能性が高い.開発した電子制御システムは堆積泥有機組成を変化させることができ,堆積泥を資源化する技術の開発に貢献できると期待される.
収録刊行物
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- 廃棄物資源循環学会研究発表会講演集
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廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 28 (0), 235-, 2017
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680567289728
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- NII論文ID
- 130006230032
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可