大学生の弁当の食べ残しに対する抵抗感とその要因等に関する研究

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タイトル別名
  • Resistance of university students to the leftover of the boxed lunch

抄録

食品ロスの削減が課題である。本研究では、大学生を対象として、弁当の食べ残しに対する抵抗感及び要因、実際の食べ残しとの関係等を明らかにすることを目的として調査を行った。弁当の写真を示して食べ残しに対する抵抗感を調べた結果、パセリ・漬物などの彩りは残すが主食とおかずは完食すれば抵抗感がないという回答が最多だった。男性より女性の方が食べ残しの抵抗感が弱く(χ2検定、p<0.001)、また抵抗感が弱いと購入した弁当を食べ残す頻度が高くなる(χ2検定、p<0.001)傾向が見られた。抵抗感は、ご飯を基準に考える回答が最多であった。家での教え・残すべきではないとの考え、もったいない・申し訳ないという気持ちがあると食べ残しに対する抵抗感は強くなり、好き嫌いを判断基準にすると抵抗感は弱くなる。また、自分が弁当を食べ残す理由は「満腹になったから」が多いが、購入の際の食べきれるかどうかの判断と実際の行動が一致していないと考えられた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680567401216
  • NII論文ID
    130006229899
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.28.0_119
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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