U字溝を用いたロケットストーブにおける吸気の最適化に関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Optimization of intake air for rocket stove using U-shaped gutter

説明

木質バイオマス用の小型燃焼炉の一つであるロケットストーブは,製作が容易でありながら燃焼効率がよいため近年注目されている.2011年の東日本大震災では,停電地域における暖房および調理用熱源として多く用いられた.しかし,設計は経験的に最適化された側面が強く,学術的な評価はあまりされていない.<br> 本研究ではコンクリート製U字溝を燃焼室およびヒートライザに用いたロケットストーブにおいて,吸気口の面積による自然吸気量の変化や,燃焼室に簡易型火格子を設置することによる燃焼状態への影響を実験的に検討した.実験の結果から,ヒートライザの断面積に対して吸気口の面積を1/4にしても吸気量は十分であり,加えて燃焼ガス温度も上昇すること,燃焼室に火格子を設置することで,COの発生量を抑えつつ燃焼ガス温度を高められることが分かった.<br>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680567415808
  • NII論文ID
    130005477677
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.25.0_311
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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