凝集剤循環型リン回収プロセスによるリン回収

DOI
  • 横塚 裕也
    龍谷大学理工学部環境ソリューション工学科
  • 岸本 直之
    龍谷大学理工学部環境ソリューション工学科

書誌事項

タイトル別名
  • Development of aphosphourus recovery process with reuse of flocculant process

抄録

凝集沈殿法および石灰沈殿法を併用した凝集剤循環型リン回収プロセスの開発と実験的検証を行った。本処理プロセスは硫酸バンドで凝集沈殿法を行い、そのフロックにアルカリを加え溶解させCaの添加を行い石灰沈殿法によりリンをヒドロキシアパタイトとして回収する。上澄みは再利用凝集剤として再利用する方法である。凝集沈殿法によるフロックのpHに対する溶解度を調査した。一般にフロックにはリン酸アルミニウムが生成されているといわれるが実験結果からほとんど存在していないことがわかった。また、本プロセスにより人工排水(8mg-P/L)と食堂排水(1.422mg-P/L)の処理を行った。一回当たりの硫酸バンド減少量は人口排水で60mg/L、食堂排水で20mg/Lであった。また、人工排水ではリン回収率84%、食堂排水では95%の処理が行えた。リンの回収物は重量比で65%のヒドロキシアパタイトを占めると推定された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680567663872
  • NII論文ID
    130004631183
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.20.0.92.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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