Thermal decomposition of PCB in dry soil using iron dispersing

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  • 土壌中PCBの乾式鉄粉加熱分解法に関する研究

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ポリクロロビフェニル類(以下,PCBsとする)によって汚染された土壌の安全で確実な処理技術の開発が求められている。PCBs汚染土壌の処理法は熱分解を伴う手法が中心であった。しかしながら,近年ではダイオキシン類の発生抑制のために,より温和な処理条件でのPCBs分解法の開発が精力的に行われており,特に外部環境に左右され難い新手法として,常温下,ナノ粒子化した金属粉末と汚濁水とを撹拌処理する分解法に注目が寄せられている。これに対して,当該研究者らはこれまでに,金属カルシウムを利用する乾式PCBs分解技術を開発し,常温無水条件下で99%以上の高効率でPCBs分解を達成した。今回は,当該法の反応時間の短縮を目指し,150 ºC ~ 200 ºCという比較的低温の加熱条件下で脱塩素反応における水素供給源となり得る材料を検討した結果,鉱物由来の水和物が適していることを見出したので報告する。

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  • CRID
    1390282680567757184
  • NII Article ID
    130005477813
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.25.0_531
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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