マイクロ波を用いるPETのアルカリ分解における圧力の効果

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of presuurized factor in maicrowave alkali decomposition of PET

説明

最近、省資源の観点より廃プラスチックの再利用について多くの注目が集まっている。我々の研究室では、PETの再利用について注目し、マイクロ波加熱を用いたエチレングリコール(EG)溶媒のPETの高速アルカリ分解反応について詳細に研究してきた。ジエチレングリコール(DEG)、トリエチレングリコール(TEG)及びポリエチレングリコール(PEG)を用いて検討したところ4-5分間で完全に終了することが分かった。すなわち、反応系中でPETが完全に溶融できる高沸点溶媒では分解反応が驚異的に加速されることが分かった。なお、回収された未反応PETのGPC分析からDEGの場合には均一ランダム分解機構から不均一ランダム分解へ移行しながら分解が進行することが分かった。つまり、PETのガラス点移転付近では極めて加速された分解反応が進行したことを示唆する結果であった。そこで今回、さらなる反応の加速を目指して、Discoverを用いてマイクロ波―加圧条件の反応について検討した。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680567841536
  • NII論文ID
    130005453317
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.23.0_279
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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