プラスチック等を含む廃棄物地盤の空隙測定と沈下特性等に関する一考察

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Void Measurement and Settlement Characteristics of Plastics-included Landfills

抄録

未利用廃棄物地盤の有効利用の促進は平地が乏しいわが国では各方面で期待されている。一方でプラスチック等の繊維状物等を含む不法投棄等の廃棄物地盤は力学的挙動が通常の土地盤とは大きく異なり,沈下や支持力等の力学評価法は確立されていない。このような廃棄物地盤について,地盤中の空隙に着目して力学特性との関係を調べた。組成等の性状がほぼ同様で堆積年数が異なる区画を有する不法投棄等現場において,空隙と力学特性の関係を調べた結果,堆積直後の空隙が大きく,時間経過とともに空隙が減少し沈下が進み,地盤強度は空隙の減少に伴って増大するとの試験結果が得られた。また,沈下は水の影響が大きく,深度により沈下速度や空隙量が異なる,沈下量は沈下速度や空隙量により推定可能,空隙量は提案した現場間隙率測定法により計測可能,衝撃加速度試験等の簡易試験により地盤評価できる可能性がある,ということが窺えた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680567938048
  • NII論文ID
    130005477708
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.25.0_457
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ