焼却灰を主体とした最終処分場の安定化促進方法の検討(3) 廃棄物の固化不溶化による早期安定化を目指した最終処分場の構造

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タイトル別名
  • STUDY FOR STABILIZATION METHOD OF LANDFILL WITH INCINERATED WASTE (3) CEMENT IMMOBILIZATION AND LANDFILL STRUCTURE

抄録

近年、廃棄物最終処分場において、埋立廃棄物の早期安定化が大きな課題の一つとなっている。それに対して、本稿では廃棄物をセメントと混ぜて埋め立てる固化埋立案を提案するものである。  一般廃棄物処理の現状において、多くの自治体で焼却方式が採用されており、焼却灰主体の埋立が行われている。本検討では、この焼却灰をセメントと混ぜて埋め立てることにより、廃棄物層全体を固化不溶化し、浸出水量の低減、浸出水質の改善を図り、早期安定化を目指すとともに周辺環境の保全維持を図るものである。この方式には、法的な許可根拠が無く、固化埋立を採用している最終処分場は非常に少ない。希少な事例ではあるが、それを参考に、構造、埋立方法等について提案し、従来の埋立方法とコスト比較を行うケーススタディを実施するとともに、課題を抽出する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680568001408
  • NII論文ID
    130004631059
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.20.0.239.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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