鋼・コンクリート混合斜張橋用箱桁の耐風対策の検討-岩城橋-

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タイトル別名
  • STUDY ON AERODYNAMIC DEVICES OF THE BOX GIRDER FOR A STEEL-CONCRETE COMPOSITE CABLE-STAYED BRIDGE -IWAKI BRIDGE-

抄録

本稿は,中央支間475mの混合斜張橋用鋼箱桁の耐風安定性について述べている.鋼箱桁において,渦励振やギャロッピング,フラッターのような空力振動を抑制するためには,フェアリングやフラップのような空力対策を設置することが多い.しかし,これらの部材は,近年,維持管理において問題が生じており,耐風安定性のみではなく,初期コスト及び維持管理費についても考慮するべきである.そこで,久保等によって開発された剥離干渉法に基づいた小規模な耐風対策部材による耐風安定性の確保を試みた.二次元剛体模型を用いたバネ支持風洞試験により,基本断面では渦励振の発現が確認されたが,主桁下面の隅切りと,水平プレート(鋼床版の張出)及び物止め板(地覆の代用)を耐風対策として採用し,耐風安定性を確保した.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680568540544
  • NII論文ID
    130005464446
  • DOI
    10.14887/kazekosymp.24.0_349
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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