自転車用ディスクブレーキの鳴き・ビビリ現象に関する解析的研究

  • 中江 貴志
    九州大学大学院工学府知能機械システム専攻
  • 劉 孝宏
    大分大学工学部機械・エネルギーシステム工学科
  • 末岡 淳男
    九州大学大学院工学研究院知能機械システム部門

書誌事項

タイトル別名
  • Analytical Investigation on Squeal and Chatter Phenomena in Bicycle Disc Brakes

説明

本報で取り扱う自転車用ディスクブレーキは乾性摩擦に起因するロータ面内方向主体の振動である1000Hzの「鳴き」と,ロータ高温時にのみ発生する乾性摩擦に起因するロータ面内方向の連成振動とクーロン摩擦に起因するロータ面外振動が重畳された非線形自励振動現象である500Hzの「ビビリ」が発生する.この「ビビリ」は鳴き振動数のちょうど半分の振動数で振動しており,ロータ面内方向と面外方向の振動モードが振動数比2:1で内部共振関係にあることを意味する.本報では,ブレーキユニットのうち重要な要素であるスポーク,ロータ,ハブ,キャリパのみを解析対象に簡単なモデルを構築し線形計算によりこれら2つの現象を再現する.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680568928896
  • NII論文ID
    130004603974
  • DOI
    10.11345/japannctam.57.0.180.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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