マイクロモードマテリアルの概念に基づく薄肉開き断面部材のそり拘束ねじり理論

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タイトル別名
  • Theory of Micro-Mode Materials and Balance Equations of Thin-Walled Open-Section Members

抄録

はり理論は,弾性体の各点に剛体回転の自由度を与えた,いわゆるマイクロポーラ体の1次元理論として見なし得る.しかしながら薄肉はりに関しては,剛体回転に加えて,断面の面外変位(そり)の効果を考慮する必要があるため,この立場をとることができない. 本論文では,マイクロモード体なる新たな概念を提案し,断面の剛体回転に加えて,断面の微視的変形モードを許容することにより,そりの効果を導入した.連続体の微視的な釣合方程式に,モードベクトルなるベクトルをテンソル積することにより,バイモーメントの釣合方程式を導出することができた.本理論により,薄肉はり理論の基礎を新たな視点から見直すことができる.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680569562880
  • NII論文ID
    130004603579
  • DOI
    10.11345/japannctam.54.0.88.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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