微視的熱伝達を考慮した多孔質体の均質化法に基づく熱伝導・変形の連成マルチスケール解析
書誌事項
- タイトル別名
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- Amethod of two-scale thermo-mechanical analysis based on the homogenization method for porous solids with micro-scale heat transfer
説明
微視的な多孔性を有する材料の挙動は多孔性の大小に依存する「寸法効果」が発現することが知られているが,これは単位体積当たりの表面積の割合の差異に起因する現象である.多孔質体の拡散・変形特性を正しく評価するには,多孔性の大小,材料内部の微視的寸法を反映した数理モデルと数値解析手法が必要である.近年,その手法として均質化法に基づくマルチスケール解析が注目を集めているが,一般的な均質化法の定式化では,微視的な寸法の影響を付加できない.本論文では,「寸法効果」の基となる幾何学的な相関を考慮し,極限操作を行ってもスケール比が残る均質化法の数理モデル化を行い,多孔質体の微視的寸法を考慮した均質化法に基づく熱・固体変形のマルチスケール・マルチフィジックス解析手法を開発した.そして,多孔性の異なる多孔質体の数値解析例において,単一スケール直接解析との比較を通じて,本解析手法の有効性・妥当性を検証した.
収録刊行物
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- 理論応用力学講演会 講演論文集
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理論応用力学講演会 講演論文集 58 (0), 49-49, 2009
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680569778560
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- NII論文ID
- 130004604389
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可