張力曲げ-曲げ戻し変形を受ける高張力鋼板のスプリングバック解析と実験検証
書誌事項
- タイトル別名
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- Springback analysis of high strength steel sheet subjected to draw-bending and its experimental validation
説明
高張力鋼板はスプリングバックの制御が難しく,その適用拡大を図るためには成形シミュレーションの更なる高精度化が不可欠である.成形シミュレーションの高精度化のためには材料モデルの高精度化が必須である.特に曲げ曲げ戻し変形を受ける材料のスプリングバック解析においては,反転負荷時の応力‐ひずみ曲線を高精度に再現する必要がある.本研究では,980Mpa級高張力鋼板の単軸応力状態下での反転負荷時のバウシンガ効果を測定し,それを高精度に再現できる材料モデルを構築した.さらに単軸応力状態下で同定された反転負荷時の硬化特性が解析に直接適用できるよう,曲げ曲げ戻し変形中の応力状態が単軸応力状態とみなせる試験片を設計し,スプリングバック実験を行った.最後に,全ひずみ理論に基づい曲げ曲げ戻し変形を受ける材料のスプリングバック解析を行い,実験結果と比較し,材料モデルを特長づける構成因子がプリングバック解析精度に与える影響を定量的に検討したので報告する.
収録刊行物
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- 理論応用力学講演会 講演論文集
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理論応用力学講演会 講演論文集 60 (0), 27-27, 2011
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680569894528
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- NII論文ID
- 130004604830
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可