PLIC-VOF法を用いた粘性-超弾性体の大変形解析

  • 西口 浩司
    日東電工株式会社 機能設計技術センター
  • 前田 和久
    日東電工株式会社 機能設計技術センター
  • 岡澤 重信
    広島大学 大学院工学研究科 輸送・環境システム専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Large Deformation Analysis for Visco-Hyperelastic Material by using PLIC-VOF Method

説明

粘着剤は、様々な分野で用いられている産業上必要不可欠な構成部材である。一般に粘着剤はゴム弾性と粘性を持ち、ヤング率は一般の固体材料と比べて極めて低い。そのため、複雑な大変形挙動を示すことが知られている。粘着剤に関する実験的研究は古くから行われているが、近年では数値解析に基づく研究も求められている。従来、粘着剤の数値解析にはLagrange型有限要素法が用いられてきた。しかし、メッシュが破綻するために大変形挙動の解析を行うことができなかった。<br><br>そこで本研究では、Euler型有限要素法による粘着剤の大変形解析手法を提案する。Euler型有限要素法では、空間に固定されたメッシュを超えて物質が変形するため、任意の大変形解析が可能である。物質境界面の捕捉にはPLIC-VOF法を用いる。粘着剤の構成関係は粘性-超弾性モデルにより表現する。本手法の妥当性は、実験結果と数値解の比較により確認する。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680570811136
  • NII論文ID
    130004604660
  • DOI
    10.11345/japannctam.60.0.115.0
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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