黒色片岩の締固め特性(室内試験と現地施工における差異について)

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タイトル別名
  • Characteristics of Compaction for Black Schist( On the Difference for Laboratory Tests and Site Construction)

抄録

結晶片岩は,片理を有しており,その構造に起因する破砕が生じやすいという特徴がある。今回対象とする黒色片岩は,結晶片岩の一つであり,スレーキング率が数%程度,破砕率が20~50%程度を示す。黒色片岩を用いた盛土は,室内での突固め試験に比較して密度比が増加し難い傾向にある。密度比が低い場合は,水浸作用に伴う盛土の沈下が懸念されるため,室内試験と現地施工における締固めの差異について各種試験を実施した。試験の結果,締固め密度の差異は,細長・扁平石含有量に関係することが考えられる。また、自然含水比の状態で最大乾燥密度に近い締固めを行うには、非常に高い転圧エネルギーが必要となる。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680574256896
  • NII論文ID
    130004620666
  • DOI
    10.11512/jiban.jgs38.0.1331.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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