粘性土の内部構造劣化による圧密中の不安定挙動と圧縮帯の形成

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タイトル別名
  • Unstable behavior and compaction bands due to structural changes of clay in consolidation

抄録

内部構造の変化を考慮した弾粘塑性構成式を用いて、粘性土地盤の一次元圧密解析を行った。足立・岡によって提案されている弾粘塑性構成式中の、過圧密境界面および静的降伏関数を、粘塑性ひずみの発生に伴って縮小させることによって内部構造崩壊を表現できるよう拡張したものを用いた。構造変化を考慮した場合、破壊応力付近の軟化のみ考慮した構成式では再現できない、ひずみ速度の一時的な増加および間隙水圧の増加などの不安定現象を再現することができた。また構造変化を考慮しない場合と比較して、圧密中に排水面近くのひずみの集中帯がみられた。内部構造の崩壊が、圧縮ひずみの局所化、すなわち圧縮帯を引き起こすと考えられる。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680575311104
  • NII論文ID
    130004620563
  • DOI
    10.11512/jiban.jgs38.0.1147.0
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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