非因果的動き補償内挿予測方式の検討

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タイトル別名
  • Study of non-casual motion compensate prediction

抄録

近年, 映像配信サービスの本格化に伴って, より高性能な映像符号化技術の実現が求められている. H.264符号化方式等においては高能率の圧縮を実現する方式として, 因果的内挿予測によるBピクチャ符号化方式が用いられてきた. そして, これらを単純なフレーム間予測の非因果的内挿予測方式に拡張され, その有効性も示された. しかし, 更なる予測誤差削減, 符号化効率改善のためには非因果的内挿予測に動き補償予測の導入が必要である. ただこの場合には, 復号処理時の計算量増大の理由により, 単純な動き補償予測の適用を試みても符号化方式としての実用可能性が低かった. 本研究では, 非因果的内挿予測に対して動き補償予測を導入することで符号化効率を向上させ, 且つ1画素単位の動きの軌跡ごとに符号化を行うことで符号化・復号処理時間の大幅な短縮を実現する非因果的動き補償内挿予測方式を提案する.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680575795584
  • NII論文ID
    130005478345
  • DOI
    10.11371/wiieej.10.05.0_31
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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