減法混色における色予測の体系化 II

  • 松代 信人
    (株)沖データ ロチェスター工科大学 マンセル色彩科学研究所 VS, Dr. Eng.
  • 大田 登
    ロチェスター工科大学 マンセル色彩科学研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Systematization on Color Prediction of Subtractive Color Mixture II

説明

n (≥2 ) 色の各刺激値が与えられて、その加法混色結果は一意に定まるが、減法混色の結果は一意に定まらず複雑であるとされており、これまでに理論的な解析がほとんどなされていない。我々は (そのI) において、Ideal Color の減法混色の上下限に関する定理を導出した。次にこれらの定理を用いて、Ideal Color 減法混色の色再現範囲の重心式を求めるための基礎定理を導いた。本稿ではこれらの定理を使用して、混色前のn 色の各刺激値の積の形で重心式が近似的に表現されることを示す。また、シミュレーション実験により確認した結果を示す。重心式に含まれる積は、加法混色の和と対をなすものであり、混色の体系化において重要な意味を持つ。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680576090496
  • NII論文ID
    130005441590
  • DOI
    10.11371/wiieej.04-06.0_37
  • ISSN
    27589218
    02853957
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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