二次元地図とレーザスキャナデータを用いた河川の景観再現

  • 内田 祐輔
    武蔵工業大学 工学部 コンピュータ・メディア工学科
  • 小杉 信
    武蔵工業大学 工学部 コンピュータ・メディア工学科
  • 向井 信彦
    武蔵工業大学 工学部 コンピュータ・メディア工学科

書誌事項

タイトル別名
  • Reproduction of Riverscape using 2D Map and Laser Scanner Data
  • 2ジゲン チズ ト レーザ スキャナ データ オ モチイタ カセン ノ ケイカン サイゲン

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抄録

詳細な地表面や建物の高度データを得るため,航空機レーザスキャナ測量が用いられている.しかし,この測量方法は樹木が密集した場所では正しい地表高を取得できない.そのため,レーザスキャナデータから樹木や建物の高さを除去し,地表面の高度を推定するフィルタリングの手法が求められている.そこで本稿では,二次元地図とレーザスキャナデータの解析により,樹木に覆われた河川領域の高度を推定し,河川の三次元景観を再現する手法を提案する.具体的には,まず二次元地図から河川領域を抽出する.次に河川領域に対応するレーザスキャナデータの中から川床に到達していると思われるデータを峻別し,このデータを基に周辺を補間する.本手法により,樹木に覆われているために得られなかった河川の形状を再現することが可能となった.

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