ネットワーク化手術シミュレータの検討

  • 渡辺 祐一郎
    武蔵工業大学 工学部 コンピュータ・メディア学科
  • 向井 信彦
    武蔵工業大学 工学部 コンピュータ・メディア学科
  • 小杉 信
    武蔵工業大学 工学部 コンピュータ・メディア学科

書誌事項

タイトル別名
  • A Study of Networked Surgical Simulators
  • ネットワークカ シュジュツ シミュレータ ノ ケントウ

この論文をさがす

抄録

近年、バーチャルリアリティ技術が様々な分野で利用され、医療分野では繰り返し練習できる手術シミュレータが注目されている。一方、医療の質的向上を目的として、医師同士の地理的制約を越えた協力の必要性が増し、手術シミュレータをネットワーク結合して、遠隔地間で共同作業ができるシステムの開発が望まれている。そこで本稿では、2台のPCをネットワーク結合した手術シミュレータを開発し、PC間での操作権の切り換え手法を提案する。また、ネットワーク結合に関し、TCP/IPとUDPという2つの異なる通信プロトコルを対象としてその処理時間を測定し、システムのリアルタイム性について検討した。本手法により、2台のPC間で操作権を切り換えることができ、どちらのユーザでもほぼリアルタイムな操作が可能となった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ