共振領域におけるコンクリート鉄道橋の動的設計法に関する研究

  • 曽我部 正道
    社団法人 土木学会 (財) 鉄道総合技術研究所 鉄道力学研究部
  • 松本 信之
    社団法人 土木学会 (財) 鉄道総合技術研究所 鉄道力学研究部
  • 藤野 陽三
    社団法人 土木学会 東京大学 工学系研究科社会基盤工学専攻
  • 涌井 一
    社団法人 土木学会 (財) 鉄道総合技術研究所 鉄道力学研究部
  • 金森 真
    社団法人 土木学会 日本鉄道建設公団 設計技術室
  • 宮本 雅章
    社団法人 土木学会 東海旅客鉄道株式会社 浮上式鉄道開発本部

書誌事項

タイトル別名
  • DYNAMIC RESPONSE AND DESIGN OF CONTINUOUS CONCRETE RAILWAY BRIDGES IN RESONANCE AREA
  • キョウシン リョウイキ ニ オケル コンクリート テツドウキョウ ノ ドウテキ セッケイホウ ニ カンスル ケンキュウ

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抄録

新型高速車両の導入やPRC桁・斜張橋などの低剛性桁の実現により, 桁の動的応答や車両の走行性といった, 鉄道固有の問題に関する技術基準を再整備していく必要が生じている.<br>本研究では, 上記問題に関する各パラメータの影響度を数値解析により検討するとともに, 速度500km/hまでの実車走行試験によりこれを検証した. 桁の動的応答については, 最大動的応答倍率2.1を含む, 21の実橋梁の応答性状を明らかにし, 高速領域の設計に用いる減衰定数の適値として2%を提案した. 車両の走行性については, 17箇所の実橋梁上において実車両の車体応答加速度 (全振幅) が何れも1.5m/s2以内に留まっていることを示し, これに基づき速度350km/hまでの車両の走行性基準を検討した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2003 (724), 83-102, 2003-01-21

    公益社団法人 土木学会

被引用文献 (11)*注記

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参考文献 (19)*注記

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