サルボウ貝殻を用いた水域直接浄化法の実証実験と設計操作因子

  • 松尾 保成
    社団法人 土木学会 佐賀大学大学院工学系研究科博士後期課程 松尾建設株式会社技術研究所
  • 荒木 宏之
    社団法人 土木学会 佐賀大学低平地研究センター
  • 古賀 憲一
    社団法人 土木学会 佐賀大学理工学部都市工学科

書誌事項

タイトル別名
  • A VALIDATION AND DESIGN FACTORS IN A TEST PLANT OF WATER PURIFICATION SYSTEM USING THE “SARUBOU” SHELL
  • サルボウ カイガラ オ モチイタ スイイキ チョクセツ ジョウカホウ ノ ジッショウ ジッケン ト セッケイ ソウサ インシ

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抄録

本研究は, 水域直接浄化システムの基礎的研究で基本特性を明らかにしたサルボウ貝殻 (水産加工場からの未利用資源) を接触材に用いた水質浄化システムの実用化を目指して, 河川水質浄化に関する実証実験を行い, 処理水質の安定性, 浄化特性, 維持管理について検討を行ったものである. その結果, 本水質浄化システムは, BOD, SS, NH4-N, 透視度に対し, 長期にわたり安定した高い浄化能力を有しており, 容易にメンテナンスを行うことができることが分かった. さらに, 本報では河川浄化施設の処理性能を負荷で評価することにより, 浄化機構を考慮した適切な設計手法について提案し, 本施設の操作因子について考察した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2002 (720), 45-51, 2002-11-22

    公益社団法人 土木学会

参考文献 (10)*注記

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