UCT法を用いた栄養塩除去法の冬季における問題点

書誌事項

タイトル別名
  • ACTIVITIES OF ENHANCED BIOLOGICAL NUTRIENT REMOVAL BY THE UCT PROCESS IN LOW-TEMPERATURE TERMS
  • UCTホウ オ モチイタ エイヨウエン ジョキョホウ ノ トウキ ニ オケル モンダイテン

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抄録

UCT法によるパイロットプラントを2年半の期間運転した. 窒素除去は運転期間を通じて安定していたが, リン除去は低温期に不安定になる傾向があった. 嫌気槽内MLSS濃度が低いことが原因と考えられたため, 脱窒液循環比を上昇させ嫌気槽内MLSS濃度を高めようとしたが明確な効果が見られなかった. 高い嫌気槽内MLSS濃度を保持するために, 無酸素槽だけではなく嫌気槽にも汚泥を返送するパスを増設した. その結果, 嫌気槽内での有機物摂取量が上昇して無酸素槽への有機物の持ち越し量が減少したためにリン除去菌の存在比率が上昇し, 低温期であっても高いリン除去率を達成できた.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2005 (783), 783_61-783_69, 2005

    公益社団法人 土木学会

参考文献 (15)*注記

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