変位法要素としての弾性カテナリー

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タイトル別名
  • THE ELASTIC CATENARY AS A DISPLACEMENT-METHOD ELEMENT

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抄録

構造用ケーブルは, はり部材等と組合わせて用いられるのが普通であり, 汎用的なケーブル構造解析としては, やはり, 変位法が考えられる. 本文では, 弾性カテナリーによる変位法ケーブル要素の展開とその適用を示している. その表現は, 任意のたわみに対して正確であるが, 水平張力成分がなく鉛直に垂れ下がる状態で特異となる. 特異性の程度を明らかにしながら, それを除去する数値処理の方法を提案しており, 一貫した構造解析を可能としている. 弾性カテナリー要素では, 両端節点位置に対する張力成分は陽な表現にはない. 変位法要素としてその張力成分が, 特異状態をも含めて, 収束値として常に得られる1つの数値計算法も示している.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2000 (661), 27-32, 2000-10-21

    公益社団法人 土木学会

参考文献 (13)*注記

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