片庭川流域における洪水時の浮遊砂・ウォッシュロード観測と流域土砂動態モデルの検討

  • 平林 桂
    社団法人 土木学会 (株) サンポー
  • 砂田 憲吾
    山梨大学大学院 医学工学総合研究部
  • 大石 哲
    社団法人 土木学会 山梨大学大学院 医学工学総合研究部
  • 宮沢 直季
    社団法人 土木学会 山梨大学大学院 医学工学総合研究部

書誌事項

タイトル別名
  • OBSERVATION AND THE NUMERICAL SIMULATION OF SUSPENDED LOAD AND WASH LOAD FOR THE SEDIMENT TRANSPORTATION ON THE KATANIWA RIVER BASIN
  • カタニワガワ リュウイキ ニ オケル コウズイジ ノ フユウ スナ ウォッシュロード カンソク ト リュウイキ ドシャ ドウタイ モデル ノ ケントウ

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説明

片庭川流域において発生した2つの洪水に対し, 流量・粒径別浮遊土砂濃度の時間変化を計測した. その結果, ウォッシュロード濃度の時間変化と浮遊砂濃度の時間変化特性が異なる場合があることを見出した. また, 片庭川流域を対象に, 流域全体で降雨および表面流によりウォッシュロードが, 河道内で浮遊砂が生産され, 流水とともに河道に集められ輸送される過程を表現する数値モデルを構築した. このモデルにより, 1996年洪水, および1997年洪水を対象に, 観測点におけるウォッシュロード・浮遊砂濃度の時間変化の計算を行い, 観測値と比較してその再現性を確認した. ウォッシュロードについては, 表面流により生産されるものと雨滴により生産されるものの割合について数値実験的に考察した.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2004 (768), 33-43, 2004-08-21

    公益社団法人 土木学会

参考文献 (33)*注記

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