炭素繊維シートと無収縮モルタルによる道路橋標識柱基部の疲労寿命の向上

  • 大倉 一郎
    社団法人 土木学会 大阪大学 大学院工学研究科土木工学専攻
  • 橋本 保則
    社団法人 土木学会 瀧上工業株式会社 営業本部技術開発部
  • 酒井 正和
    社団法人 土木学会 三井造船株式会社 鉄構・物流事業本部技術部
  • 喜多 伸明
    社団法人 土木学会 大阪大学 大学院工学研究科土木工学専攻
  • 小俣 富士夫
    社団法人 土木学会 ショーボンド建設株式会社 大阪試験室

書誌事項

タイトル別名
  • IMPROVEMENT OF FATIGUE LIFE AT BASES OF TUBULAR SIGNBOARDCOLUMNS IN HIGHWAY BRIDGES BY CARBON FIBER SHEETS AND NONSHRINKABLE MORTAR
  • タンソ センイ シート ト ムシュウシュク モルタル ニ ヨル ドウロキョウ ヒョウシキ チュウ キブ ノ ヒロウ ジュミョウ ノ コウジョウ

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抄録

近年, 高架の高速道路に設置されている門型標識柱の基部に疲労亀裂が発生していることが報告されている. この疲労亀裂は主に大型車の通行により生じる橋梁の振動を原因としている. 本研究では, 炭素繊維シートと無収縮モルタルで基部を補強した場合の疲労寿命の改善効果を明らかにするために実際の基部と同じ構造の試験体を用いて疲労試験を行なった. その結果, 炭素繊維シート補強はシートの下を疲労亀裂が伝播する寿命を改善する効果が大きいこと, 無収縮モルタル補強はリブ先端を亀裂が伝播する寿命を改善する効果が大きいことが明らかとなった.

収録刊行物

  • 土木学会論文集

    土木学会論文集 2004 (773), 89-98, 2004-10-21

    公益社団法人 土木学会

参考文献 (25)*注記

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